お宮参りはいつ?何を着せる?

生まれた赤ちゃんを抱いて、はじめて神社にお参りをするのが、「お宮参り」です。地域によって違いがありますが生後1か月前後に行われるのが一般的です。お宮参りは、両親と父方の祖母がつき添い、父方の祖母が赤ちゃんを抱いて参拝するのがならわしです。男の子には羽二重地の紋つき、女の子には縮緬地に花柄などをあしらった祝い着を着せます。
もともとお宮参りは、生まれた土地の守り神である氏神様うじがみさま(産土神様うぶすながみさま)に詣でて、赤ちゃんを氏子うじこ(氏神様が守る地域に住む住人)として認めてもらうための儀式でした。
最近では、有名な神社でお宮参りをすることも多くなっていますが、住んでいる地域の神社にお参りすることが本来のお宮参りの趣旨にかなっているといえるでしょう。

華やかな絹織物の祝 い着でお参りする
お宮参りの祝い着は、一つ身と呼ばれる背縫いがない着物で、赤ちゃんをおおうようにかけます。祝い着には、男の子用と女の子用で違いがあり、どちらも絹織物ですが、男の子は羽二重地に鷹や兜などの柄が描かれ、女の子には縮緬地や綸子地に花柄などが描かれます。
祝い着は、母方の実家から贈られるのがならわしでしたが、最近では、貸衣装を利用しり、ベビードレスにケープを着せて参拝することも多くなっています。
縮面織・倫子織

お宮参りはいつ?何を着せる?